ドラテラエルフ【ガラルダブル・鎧】
【ご挨拶】
こんにちは、むよくです。
“構築記事を書く”という行為にすっかり飽きてしまい、なんとこれがガラル初記事です。
今回は、前々からエルテラには世話になっていたからな(建前)うおおおおお初めて1900乗ったああああ(本音)ということで重い筆を執ることと相成りました。
これ以上だらだら書いて面倒臭さが募ってしまう前に早速本題へ。
今回ランクバトルで使用した構築はコチラ。
【構築作成経緯】
「ドラパのホロウビート(ダイホロウで相手の防御を下げながら物理で殴る構築)に聖剣士入れたら絶対強いやん!」からスタート。
テラキオンを採用したのは僕が第7世代でちゃんと育成していた聖剣士がテラキだけだったからということもありますが、最たる理由は上記の通り殴り勝つ構築なので耐性・耐久よりも火力を重視したからです。
加えてテラキはタイプ一致で範囲打点を撃てるのも偉い。
ドラパ+テラキで袋叩き+正義の心コンボの偽装になったことで「叩けば勝てる相手だったけど叩きが無いから勝てませんでした、は嫌だな」と思ったので袋叩き役兼S操作役のエルフーンを採用。
ここまででダイマックスしたトゲキッス、アシレーヌ、ラプラスや鉄壁を積むアーマーガアにこの指止まれを絡められるとキツそうだったので、この指持ち含めてこれらに強そうな眼鏡ジバコイルを採用しました。
7世代で言うカプ・コケコ枠ですね。
ドラパテラキエルフが呼ぶこの指役+何かの並びに対して高火力の範囲技で殴れる別パターンの並びが欲しい……トリルにも強くしたい……ということでリザY枠のリザードン+コータスを採用。
リザードンとテラキオンの攻撃的相性補完は言わずもがな、先発ドラパ軸・リザ軸・エルテラのじゃんけんを仕掛けられるのも強そう。
最初はこの形で構築を回していたのですが、思ったよりもキッスの対処が簡単かつアシレ・ラプまたイエッサンがつらいと感じたのでジバコイルに替えてゴリランダーを採用しました。
何が「カプ・コケコ枠ですね」なのか。
僅かながらの回復ソースと優先度を手に入れた反面、相手のダイジェットを咎められなくなったのでここは悩ましいところです。
では個別の紹介です。
【個別解説】
ドラパルト@命の珠 クリアボディ
陽気 H252 A124 B44 D4 S84
195-156-101-×-96-190
ドラゴンクロー ゴーストダイブ 空を飛ぶ 守る
HB DM(ダイマックス)時極振りドラパの珠DMドラアロ確定耐え
HD DM時極振りドラパの珠DM竜星群確定耐え
A 余り
S 最速120族抜き
※『特化』は補正有り252振り、『極振り』は補正無し252振り
陽気/臆病ドラパに強そうな雰囲気を醸し出してはいるものの、コレよく見ると準速ドラパを抜けていませんね……。
準速ドラパのS実数値が194なのでAを削ってSを195まで伸ばすのが良いと思います(195は最速ファイアローと同速なので196もアリかも)。
ダイマックスエースと言うよりは相手を削りながらバフ/デバフを入れるイメージ。
とは言え命の珠持ちなので火力不足ということもありません。
テラキのインファを透かしてくる霊にダイホロウを、ダイホロウを受けたい無や悪にテラキがインファを撃てるのでやっぱりダイマドラパ+闘打点は強いなあ、と。
ダイジェットで擬似追い風が出来る点もGOOD。
ダイマが切れた後に(攻撃が分散してしまい)倒したい相手を倒せないことがままあったので竜技はドラゴンクローにしました。
ドラゴンアロー1発だけなら耐えるやろ!と言わんばかりに動いてくる相手を倒せたりするのでなかなか使用感は良かったです。
正直強いポケモンを普通に使ったら普通に強かった以上の感想がありません(S調整失敗してますが……)。
最初の部分以外は僕が書かずとも皆さん周知の通りですし、なんだか7世代の記事でガオガエンの項を適当に書き流したことを思い出しました。
せめてドラパルトがテラキオン程度に面白い見た目をしていてくれれば良かったのに……。
テラキオン@拘り鉢巻 正義の心
陽気 H36 A4 B212 D4 S252
171-150-137-×-111-176
HB 特化ゴリラのGF上グラスラ最高乱数以外耐え
S 最速
ドラパに仇なす悪連中をしばけるプリケツ正義マン(都々逸)。
“プリケツ正義マン”が言いたかっただけです。
ドラパテラキの叩き偽装構築と異なりこの構築では袋叩きをすることもあるので、襷無しの非ダイマ前提で必要な耐久ということでHBにほぼ振り切りました。
聖剣士ミラーで最悪でも同速対決に持ち込めるようSも振り切り。
どうにかAに4だけ振れたので↓1インファでガエンを倒せる可能性が少しだけ上がりました。
メインウエポンはインファイトと岩雪崩(よく外す)。
ストーンエッジは後発ダイマしたギャラやキッス等岩雪崩ではダメージが足りない時に撃ちました(一度も外さなかった!偉い!)。
聖なる剣はラッキーに撃つつもりでしたがついぞ当たらず、ビルドアーマーガアに一回撃ったきりだったので他の技でも良いと思います。
妖に通って怯みチャンスもあるアイアンヘッドあたりでしょうか。
初手でエルテラを並べて袋叩きを4発決めた試合は30〜40戦の内1戦だけでしたが、リザコーやエルドラ/ドラテラ/エルリザの先発で暴れた後に袋叩きを2,3発入れる機会はそこそこありました。
試合終盤に火力2倍以上のテラキオンが立っていれば打点としては十分すぎるので、テラキの立て時を考えるのも重要だったと思います。
そういえば最初からダイマックスさせる気が無かったとは言え、本当に一度もテラキオンがデカくなることなく終わってしまったのは少し残念です。
ただダイマするとトレーナーの後ろに回るのでプリケツが見えなくなるんですよね。
ただデカいだけの正義マン。
エルフーン@気合いの襷 悪戯心
臆病 H4 C252 S252 A個体値0
136-64-105-129-95-184
ムーンフォース 袋叩き 日本晴れ 追い風
A 最低
C 極振り
S 最速
“テラキへの袋叩きのダメージが最小になる中で最高”のA個体値を諦めた甘えエルフーン。
サンパワーリザードンと組ませる普通の襷型が袋叩きを搭載しただけです。
日本晴れはコータスを選出せずともリザのポテンシャルを引き出したりトノグドラやバンドリの立ち回りを窮屈にしたりと思いの外役に立ちました。
ただ手助けが欲しい場面も無くは無かったのでお好みで。
攻撃技は「範囲技は岩雪崩も熱風もあるし打点取るためにムンフォ!」と採用したのですが、岩雪崩も熱風も本当に命中が当てにならない……。
エルフーンの攻撃技はただの襷削り兼確定数ずらしだと割り切ってマジカルシャインにするのも大いにアリだと思います。ムンフォくんに罪は無いよ。
エルフーンはドラパと並んでもリザと並んでもテラキと並んでも相性が良いので誰からも人気なクラスのマドンナ的な印象を受けました。
ただゴリランダーとの並びはあまり強くないんですよね。
ゴリラにkawaiiは分からないか。まあゴリラだもんな。
キョダイゴリランダー@突撃チョッキ グラスメイカー
意地 H156 A252 D100
195-194-110-×-103-104(S個体値28〜29)
HBD 余り振り分け
A 特化
S 無振り85族-1
アシレーヌやラプラスやイエッサンあたりのkawaiiポケモンを叩き潰すゴリラ。
持ち物“突撃チョッキ”もゴブリン突撃部隊みたいで良いですね。
イエッサン♀ に猫騙しを撃てればその隣にいるフーディンやブリムオン、ポリゴンZにドラパやテラキで圧をかけられるので、猫騙しに重きを置くならSを下げている方が使いやすいと思いました。
そのせいでラプラスにも上を取られてしまうのが難点ですが。
ゴリラの特殊耐久を信用できなかったので突撃チョッキを持たせ、火力アップアイテム無しでも相手を倒す打点を出せるようウッドハンマーを覚えさせています。
はたき落とすはポリゴン2やサマヨールの処理速度を上げる用として。
キョダイマックス個体ではありますが、こちらもテラキ同様ダイマすることは一度もありませんでした。
ダイキノコの無駄遣い。セイ某リーさんがあんなに必死で探していたものを……。
高威力で特性貫通のコランダも十二分に強いとは思いますが、ダイマを切らずとも強く動けるのがゴリランダーの強みです。
ダイマを切らないドラパとリザが強くないだけ?まあ、うん……。
キョダイリザードン@ラムの実 サンパワー
臆病 H44 B92 C116 D4 S252
159-×-110-144-106-167
H 16n-1
HB 余り
C 晴下ブラバン+ゴクエンダメ1回でD↑1H振りイエッサン♀ 確定1発
S 最速
古来よりエルテラと併せて採用される炎枠。
メガシンカと追い風を失ったものの、サンパワー補正の乗ったキョダイゴクエンとダイジェットで相手を削っていく力は相変わらず一級品です。
生き残る時間が長ければ長いほどゴクエンでダメージレースを有利に運べると考え、最速と必要な分だけCを振って残りは耐久に回しました。
範囲技の熱風、テラキの岩雪崩と合わせて怯みも狙えるエアスラ、それにターン稼ぎの守るも確定でラスト一枠は特に欲しい技も無かったので最大威力のブラストバーンを選択。
役割対象のフシギバナに初手眠り粉で茶化されるのを防ぐためにラムを持たせましたが、眠り粉以外にも電磁波や欠伸、キノコの胞子に飛び跳ねるの追加効果等々を無効化してヘラヘラできてとても楽しかったです。
リザの管轄は晴れパ以外にキッス絡み、エスバ軸、指+トリル形など(ざっくり)。
先発リザで荒らした後に後発鉢巻テラキで〆る動きが強く、晴れ下でリザとテラキが並んだ時の制圧力はまさに圧巻。
ただ圧巻なのはダイマ中だけで、ダイマが切れた途端技外しに怯える時間が来るので日頃の行いは良くしておきましょう。
コータス@オボンの実 日照り
呑気 H244 B76 C188 S個体値0
176-×-187-129-90-22
噴火 嫉妬の炎 ボディプレス 欠伸
H 2n
B 11n ボディプレでH振りガエン確定2発、無振りバンギ確定1発
HB 極振りドリュのDM地震最高乱数以外耐え
C 余り
S 最遅
天候操作&対トリルアタッカー&展開阻害をこなすめちゃつよ亀。
“四足歩行ポケはひとつの構築に1匹のみ採用できる”という決まりが無くて本当に良かったです。
嫉妬の炎と欠伸がとにかく強い。
こちらのリザとのダイジェット合戦を想定してか相手は(エースバーンなんかが特に)ダイジェットを押してくる場合が多いので、返しのゴクエン+嫉妬の炎で火力を下げつつ定数ダメージでゴリゴリ削っていけます。
欠伸もキョダイリザと相性が良く、眠りを嫌って交代してくれれば無防備の交代先に晴れサンパワーゴクエンを叩き込めます。
交代によって複数匹にゴクエンダメージを稼げるのも良い感じ。
ただトリル下での圧力を考えると噴火もボディプレスも抜けず、結果的にゴクエンとも欠伸とも相性が良い守るを入れられなかったのが弱かったですね。
噴火との選択だと思います。コータスの噴火が選択かあ……。
ボディプレスは主にバンギ意識で、バクアガエンに打ち勝てたりもして強かったのですが肝心の対バンギではやたら怯むせいで安定して勝てませんでした。
やっぱりバンギ対面は本能でビビってしまうのでしょうか。
雨パにいるガアやゴリラを倒すためにピン選出することもしばしば。
元々物理耐久は割と信用できる上にドラパのダイドラと噛み合ったりもするので、思った以上にトリルが無くても戦えると知れたのは収穫でした。
【選出】
《基本》
先発→ドラパルト テラキオン
後発→エルフーン 何か
対リザ軸等、ドラパルトの通りが良い時の選出。
後発に追い風エルフーンがいるので基本はダイホロウから入りますが、先発対面でよっぽどテラキに余裕があるならダイジェットでSを上げておくのも良いと思います。
対ドラパセキタンザンはこの形にゴリラを足して、初手エルフ引き+ドラパ方向ダイホロウ→追い風+タンザン方向ダイホロウであとは岩雪崩とグラスラを連打すれば大体勝てました。
《対雨パ》
先発→エルフーン ドラパルト
後発→ゴリランダー コータス
追い風と日本晴れを駆使しながらドラパを通します。
アーマーガアやナットレイがいなければコータスの代わりにテラキオンを出したりも。
《対エースバーン軸・バナコートリパ・イエブリ等》
「とりあえず生で」のノリでとりあえず相手の推定エースにゴクエン+嫉妬の炎から入ります。
晴れトリルは先発バナコーならバナ方向ゴクエン+コータス方向欠伸、先発バナサマヨにはサマヨ方向ゴクエン+嫉妬の炎でトリルを防ぎたい。
対指トリルはゴリランダーを裏に置いておき、ブリム(orサマヨ)方向ゴクエン+噴火で数的有利を取りにいきましょう。
《対バンドリキッス》
後発→テラキオン ドラパルトorゴリランダー
追い風(先発ドリュキッス対面なら日本晴れ)+熱風で少し荒らした後で後発ドラパテラキ展開。
相手の盤面にキッスがいても恐れずダイドラグーンを撃つ勇気が必要になります。
《対ポリZイエッサン♀ 》
先発→テラキオン ゴリランダー
後発→エルフーン ドラパルト
イエッサンに猫+インファでポリZを破壊。
守るで様子を見られたらドラパバック+グラスラでイエッサンを削ってからドラパテラキで破壊していきます。
《対フーディンイエッサン》
先発→ドラパルト ゴリランダー
イエッサンに猫+ダイホロウでフーディンを破壊。
ゴリラは雑に扱いつつダイジェットでテラキのSを上げながら破壊していきましょう。
《対エルテラが通りそうな構築》
後発→お好みでどうぞ
猫騙しもこの指止まれも無い構築に。
エルテラをナメきったキュワワーラプラスあたりになら出していけるかもしれません。
【戦績・感想】
鎧環境が始まって色々遊んでいたので全体の勝率は低いのですが、この構築を使い始めてからは勝率7割ちょっとのペースで順位を上げることができました。
7世代から始めて初の1900到達!ありがたや……。
テラキオンは手に馴染むのか何なのか、使うと毎回それなりに結果を出してくれるので今回も期待に応えてくれて良かったです。
猫騙しもこの指止まれも入っていない構築が今ではそうそう無いので、純粋なエルテラは今後難しそうな気がしているのですがどうなんでしょうか。
耐性・耐久が優秀なコバルオンならダイマ前提でやっていけそうですが。
そのうちデカくなるテラキオンも使ってみたいですね。
私事ながらシーズン最終日の夜に飲酒の予定があったのでキリの良い1900を取りに行くに留めましたが、最終2桁を目指して今後も頑張りたいと思います。
このご時世に飲酒て……と思われるかもしれませんが何せ誕生日だったものでどうかご容赦いただきたい。
僕だってせっかくの誕生日に岩雪崩を外すプリケツを見てキレ散らかすのは嫌だったのです。
上にあるレンタルチームはドラパのAを下げてSを195まで上げた微調整版なので興味のある方は是非使ってみてください。
それではまた。
【WCSレート】スイッチグラネクロ
【ご挨拶】
こんにちは、むよくです。
今回は前シーズンの後半くらいからWCSレートで使っていた構築の記事です。
先日行われたPWCSにてカ・エールさんが同系統の構築を使っていて密かに興奮しました。
構築記事を読みに行ったら細かい調整が全然違っていて「はーなるほど……」としか言えなかったです。
やっぱり世界相手でも勝ち上がれる人は凄いですね。
練りが凄い。
戦績はシーズン16が最終1711、シーズン17(現行)1603で打ち止め。
構築はコチラ。
【構築作成経緯】
最初はイベルに強いゼルネアスを相棒に据えました。
「そう言えばルナゼルネ+メガルカリオの構築があったし、ネクロゼルネにルカリオ合わせても強そう」ということでメガ枠はルカリオに。
悪鋼への打点とこの指によるジオコンサポートが良さげです。
あとは適当に
ネクロ強化+先制封じ→テテフ
威嚇+対鋼+対グラ→霊ランド
追い風+積んだゼルネのサポート→アブリボン(?!)
を組み込んでひとまず構築が完成しました。
で。完成した構築で対戦する中で、ある問題が発覚しました。
それは僕のゼルネの扱いがめちゃくちゃ下手だということです。
下手なものは仕方ないので一旦解散、触り心地の良かったテテフネクロ方面に舵を切ります。
まずは伝説枠ですが、テテフネクロはテテツーの親戚みたいなモンでしょと考えJCS予選で使った構築↓
からゲンシグラードンを採用。
基本選出にメガ枠が無理なく入るようにしたい、追い風役が欲しい、威嚇もあると嬉しい、グラやレックに強くしたい、と炸裂した欲を全て叶えてくれる暴力ボーマンダも合わせて採用しました。
先ほど勝手に同じ家系図に入れられたミュウツーとネクロズマですが、高速高火力低耐久のメガミュウツーYと違って月食ネクロズマはバーストをとっておくことでSの高くないトリル始動・トリルアタッカーを務めることができます。
これに合わせてグラードンの調整を弄りつつ、グラネクロ+2匹で纏まったトリパを作ることにしました。
まずはトリトドンを採用。
不毛なグラミラー、超技を無効化しながら威嚇+猫騙しで時間を稼ごうとするガエン、断崖を空かそうとするレックやマンダに対する圧力が高いです。
天候を変えながらめざパ水や熱湯でグラを暗殺しようとする動きに強いのもGOOD。
ラスト1枠はイベルを重く見て妖打点を持つポケモンから選定しました。
4倍弱点を2つ持ち、かつトリルルートの時は実質持ち物無しになる月食ネクロだとトリル始動性能に不安があったので“トリルを張ること”に重きを置いた襷ミミッキュを採用。
GSルールにおいてミミッキュのじゃれつくを妖打点としてカウントできるのかと言われると苦しいところですが、イベルタルはある程度削ってしまえばネクロ以外のメンツで押し込めるのでギリギリセーフということにしました。
こうして構築が完成。
【個別解説】
(構築画像と順番が違いますがお許しください……)
ゲンシグラードン 終わりの大地
意地 H92 A76 B4 D252 S84
187-231-181-×-142-121
断崖の剣 炎のパンチ ドラゴンクロー 守る
A 余り
HD 特化ゲンシグラの大地の力最高乱数以外耐え、特化ゼルネの↑2マジシャ+↑2ムンフォを大体耐える(約80%)
S 追い風下で↑1最速95族抜き
※『特化』は補正有り252振り、『極振り』は補正無し252振り
テテツーの時と違って、トリル下でも戦うよということでASぶっぱから耐久厚めの型にジョブチェンジしてもらいました。
それでもA実数値は231あるので強い……。
耐久型と言えば聞こえは良いですが詰まる所は中途半端、HPが削れる前提なので噴火は非採用。
主力技の断崖炎パンと縛り解除の守る、そしてラスト1枠に最初は威嚇や猫騙しを防げる身代わりを入れていました。
しかし身代わりを使う暇があったら殴ってほしい……どうしたもんか……と悩んでいたところ、PWCSで多くのグラードンがドラクロを撃っていたので真似して採用。
実際よく受け出されるレックやマンダに通る技があるのはかなり便利でした、ありがとう先駆者。
スカーフ最速テテフはムーンルールの終了と同時にほぼ絶滅してしまったので、もう少しSを削るのもアリかもしれません。
ただS操作が何も無い状態でグラやオーガと殴り合う場面もあったので、個人的には速い方が好みです。
同速オーガとの無天候1on1で先攻断崖外し→根源外し→先攻根源外し→断崖命中で勝った対戦はめちゃくちゃ楽しかったです。
そもそも最初の断崖を当てろ?うん……。
月食ネクロズマ@ウルトラネクロZ プリズムアーマー→ブレインフォース
控えめ H228 B4 C124 D4 S148
201-×-130-212-148-116
201-×-118-223-118-168(バースト後)
HB バースト後極振りメガレクの珠画竜最高乱数以外耐え
HD バースト後特化テテフのムンフォ中乱数耐え(62.5%)、〃極振りメガゲンのシャドボ最高乱数以外耐え
C 月食時シャドーレイでH振りメガグロス高乱数1発(87.5%)、バースト後PF上天焦でカ・エールさんレック(205-121+チョッキ)、H振りゲンシオーガ確定1発
S バースト後最速100族/準速115族抜き
ウルトラバーストの前と後でS実数値が50以上変わる、まさにスイッチトリルの為に在るようなポケモン。
日食フォルムに比べて耐性面で危うさがある分、バーストをせずとも高火力特殊技を振り回せるという長所を買って月食フォルムでの採用に至りました。
PFまで乗っかるともう“実質持ち物無し状態”など関係のない火力でガンガン相手を削ってくれます。
またHPに多くの努力値を回したことで、トリルが切れた後やそもそもトリルを張らないかがやきさまフォルムでもタフに戦うことができたのがとても強かったです。
不一致抜群技程度なら大体1発は耐えてくれるのが本当に心強い。
最初はバーストしながら殴りつつ、相手が追い風や凍える風で素早さの逆転を狙ってきたらトリル展開といった芸当も出来るのが偉かったですね。
凍える風撃ちたいでしょ〜トリルで返すけどね〜とレヒレを舐めた結果フェアリーZが飛んで来て泣いたことがあるので、相手の構築はちゃんと見ましょう。
スイッチトリルの軸は速過ぎても遅過ぎてもダメなので素早さはバースト後準速メガレク抜き。
これだと月食状態で無振り90族を抜いてしまっていますが、これ以上削ると今度は非トリル下で動きにくくなってしまうのでここが最遅ラインかなと思います。
テテフネクロで繰り出してマジシャ+バーストシャドーレイでルナアーラを飛ばしたり、ゼルネがジオコンを積む前に天を焦がしたりしたいですしね。
火力・耐久・素早さとどれを取っても申し分無く強いポケモンだったのですが、とにかくガオガエンが鬱陶しい……。
ガエン以外にグラやツンデへ撃てる大地の力も技候補の一つではあったのですが、他に切る技がありませんでした。
まあそもそも月食ネクロはガオガエンを見るモンではありませんし、取り巻きで何とかしましょう。
臆病 H4 B4 C188 D60 S252
171-×-101-154-108-167
171-×-151-164-118-189(メガ後)
ハイパーボイス 竜星群 追い風 守る
C 余り 竜星群で179-142メガマンダ高乱数1発(75%)
HB 極振りメガレクのドラクロ確定耐え
HD 光の壁込みで極振りウルネクの竜の波動/極振りマンダの竜星群確定耐え、〃極振りコケコのZマジシャ高乱数耐え(75%)
S 最速(ミラー/メガレク意識)
まだレートがサンシリーズだった頃に仲間大会で使っていた“すべてASorCSベースのグラネクロマンダに光の壁重力ニャオニクスを突っ込んだ構築”からの流用。
①威嚇を撒く②追い風を張る③グラを削る④マンダやレックを処す、あたりの仕事を担当します。
処す、と言ったからには処してほしかったので何としても処すために捨て身タックルではなく竜星群を採用。
多くのマンダを処してきた反面レックは襷やチョッキを持っている個体も多く、処せたか処せなかったかで言えば処せた方ですがもう少し処したかったなあといった処。
グラネクロの技範囲で大体は相手をできるので、特殊型の個体で削り技を主力とする構成は悪くなかったと思います。
重要なのは追い風の方ですし、グラ入りの構築だとどうしても威嚇を撒かれちゃいますからね。
ちなみにマンダを先発で出すことはほとんど無かったと思います。
出す時は必ずネクロと一緒に出して、相手に追い風ミラーを強いながら交代(or守る)+トリルのパターンでした。
“トリル役を倒すことでトリルを対策している構築”にはこれが滅法刺さります。
相手がトリル対策全振りで来た時は当然追い風から入り、メガマンダとバーストネクロで薙ぎましょう。
臆病 H28 B4 C252 D4 S220
149-×-96-182-136-157
サイコショック ムーンフォース マジカルシャイン マジックルーム
HD 特化ゲンシオーガの雨下根源高乱数耐え(81.3%)
S スカ最速90族抜き
少し速くて少し火力が低いスカーフテテフ。
ごく稀に遭遇する最速スカーフオーガへの抵抗だったのですが、隣は守りながらミミッキュでトリル張ればええやんということに今気が付きました。
控えめCSベース気持ち耐久振りで使ってあげてください。
サイキネではなくショックにしているのはオーガやジオコン積み直後のゼルネに撃ちたいため。
サイキネでも良いのですが、どうせ隣がフォトンゲイザー振り回してますし……。
グラの噴火がドラクロに変わったのに合わせてスキルスワップもお役御免となり(この辺について詳しくは先述のJCS予選構築記事をご参照ください)、襷や細かい調整を雑に崩す範囲技としてマジカルシャインを採用しました。
こちらの基本選出を考えるとマジックルームから入るのが良いのですが、それが刺さらない相手に対しても“ひたすら雑に削る”という手を取れるようになったのは良かったと思います。
一度だけ初手テテフマジル+ミミッキュトリルから入った結果ルナアーラのシャドーレイでミミッキュが吹き飛んだ事件がありました。
「自分は大丈夫」という思い込みは怖いものですね。
ミミッキュ@気合いの襷 化けの皮
勇敢 H244 A60 B196 D4 S個体値0
161-129-125-×-126-90 (努力値余り6)
じゃれつく 道連れ 呪い トリックルーム
HB 特化メガレクの画竜最高乱数以外耐え、特化ゲンシグラの晴下炎パン確定耐え
HD 特化ゲンシオーガの雨下根源高乱数耐え(81.3%)
A じゃれで179-150メガマンダ、205-121メガレクを確定2発、233-116イベルを超高乱数2発(98.4%)
S 最遅
環境に挑発持ちが少ないせいか、トリックルーム始動能力がやたら高い行動保証の鬼。
シャドーレイやらメテオドライブやら型破りやらは化けの皮を貫通してダメージを与えて来ますが結局皮を剥がすことはできないので、そういった技・特性を持つポケモンを2匹盤面に並べられない限りは必ず1回行動することができます。
加えて猫騙しや神速をタイプで無効化出来るのもお利口さん。
そんな行動保証の鬼とは言え、元々数値が低いミミッキュのAに必要以上に努力値を割いても威嚇1回でお釈迦になってしまうので、Aには最低限だけ振ってなるべく耐久を重視しました。
調整自体は(どうせ襷があるので)役に立たなかったものの、意図しないところで踏み止まってくれたりしたので……結果オーライですかね……怪しい……。
あとこれはまったくの想定外なのですが、どうやら“イベル入りにはネクロを出さずミミッキュを出してくる→Z枠が空く→ミミッキュは専用Z持ち”のように見えるっぽいです。へえ。
トリルと対悪竜打点のじゃれつくは確定で残り2枠は割と遊びが効くと思います。
今回は「ぽかぼかなんか怖くないもんね」と舐めてくるグラや日食ネクロに圧力を掛けるため呪いと道連れを採用。
呪いはトリル枯らしの守るを無視してダメージを与えつつ、交換を誘発することで交換読みの成功率を上げることができます。
道連れも相手の動きを窮屈にするだけでなく、トリル最終ターンに相手の両守るに合わせて撃つことで1匹の犠牲かトリル2周目かのどちらかを強いることができます。
どちらの技も中〜終盤で殴り合いとは別の勝ち筋になるので重宝しました。
たびたび思うことなのですが、化けの皮が剥がされた(=首が折れる)時にポキッと鳴るじゃないですか。
でもミミッキュの顔、僕らが見えている場所で言う胴の部分にあるわけじゃないですか。
……アレ、何の折れる音なんでしょう?
トリトドン@地Z 呼び水
冷静 H20 B252 C236 S個体値0
189-×-120-156-102-39
大地の力 冷凍ビーム 身代わり 守る
H 4n+1
HB たくさん
C Z大地の力で200-156ガエン確定1発
S 最遅
トリル中のグラやネクロを邪魔するヤツらに強い補完枠。
月食ネクロズマがトリル下では実質持ち物無しになるので、なら別のアタッカーにもZを持たせれば良いのでは?とグラやガエンを強く睨める地面Zを持たせました。
トドンでZを撃つことでネクロがZ持ちという可能性を考慮から外し、トリルが切れた後に不意のバーストネクロで暴れる動きができるのも良かったです。
主にレックウザやボーマンダ、グラードン、ガオガエンあたりと戦ってほしかったので努力値はBC振り。
トドンの大地なら耐えるだろうと動いてくるグラやガエンを刺せる地面Z、グラードン暗殺を目論む不意の水技を引き寄せる呼び水、トリル最終ターンの相手両守るに合わせて行動保証を付与する身代わりとすべてが噛み合っていて大層活躍してくれました。
こちらが水技を撃ちたい機会は無いので波乗り濁流熱湯あたりは思い切って非採用。
ネクロテテフグラマンダに対してモロバレルは出しづらいこと、ツンデツンデのタイプ一致技を両方半減で受けられることなどもトリルアタッカーとして活躍できた要因だと思います。
ナットレイはつらいですが。
まあJCS決勝であれだけ活躍していなければ採用に思い至らなかった可能性もあります……。
構築が全体的にカ・エールさんリスペクトすぎますね。
【選出】
《基本》
先発→ネクロ テテフ
後発→グラ マンダ(対グラ入り)orトドン(対オーガレック)
主にグラゼルネマンダやゼルネレック、コケコ入りオーガレックへの選出。
トドンが控えている時はトリル始動に入りますが、マンダ控えならトリルでも殴るでも割と好きに動けます。
テテフは上から殴り続ければ絶対勝てる、という相手でない限りマジックルームから入るのが無難です(特に対ゼルネ入り)。
《基本2》
先発→ネクロ マンダ
後発→グラ 何か
コケコやテテフが不在で、ガエンレヒレから入ってきそうな構築(グラレック・レックネクロ等)への選出。
凍える風を誘いつつトリックルームでグラードンを暴れさせましょう、ただしトリル下で最速マンダを動かすことになったりするのであまりやりたくはない選出です。
オーガレックやグラレックだとZ持ちガエンの可能性もあるので、序盤のネクロは慎重に動かすのが吉。
《基本3》
先発→ネクロ ミミッキュ
後発→グラ 何か(大体トドン)
トリル対策が薄そうな構築への選出。
グラネクロトドンの圧力でトリル効果中に勝負を決めます。
初手はネクロが守りながらミミッキュでトリルを張る方が安心。
《対イベル入り》
先発→テテフ マンダ
後発→グラ ミミッキュ
流石に月食ネクロは出せません……。
テテフでムーンフォースを連打しながら、マンダかミミッキュのS操作を頑張って通します。
頑張れなければ負けです。頑張りましょう。
【感想】
耐久振りネクロズマがとにかく強かったです。
特に前シーズン(と言うかWCS前)はまったく考慮されなかったのでガンガン強気に動かしていけました。
オーガの冷ビもジオコン前ゼルネのマジシャも耐えてくれる安心感は格別。
何よりサイコフィールド上で放つ†天焦がす滅亡の光†が強い!
QRレンタルはコチラから。
テテフの調整をテテツーの時のもの(控えめhCS)に変更しています。
剣盾発売がもう目の前に迫ってきました。
予約……しないと……。
トゲデマル、アマージョ、ジャラランガと7世代の中でも割と好きな子たちが内定を貰っているのも僕の中での楽しみの一つです。
一体どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
ヒノアラシはお留守番かな……。
それではまた〜。
【がにゅーオフ使用構築】強欲レックガレオ
【ご挨拶】
こんにちは、むよくです。
7/20(土)に開催された第40回がにゅーオフに参加してきました!
初めてのポケモンオフだったのですがとても楽しい時間を過ごすことができました。
主宰のバルドルさんとスタッフの皆様、チームを組んでくださったヒマリさんと風華さん、対戦・お声掛けいただいた参加者の皆様、ありがとうございました!
最初は「はじめてのおふかい」みたいなタイトルでオフレポチックな記事を書こうと思ったのですが、それにしてはあまりにも写真が無さすぎたため断念......。
というか”二次会終わりに食べた冷やしそば”しか撮っていないのは何なんだ。
次の機会があったらアホみたいに撮ります......。
そういうわけで今回は構築の紹介のみとなります。
使用した構築はコチラ。
有り体に言ってしまえば偽装構築です。
強欲なので。
【構築作成経緯】
最初は前回の記事↓
から少し改良したコチラの構築でオフに臨もうとします。
しかし「せっかくの初オフで断崖外しに萎えたら嫌だな……」と思い、せめて伝説勢は命中安定技で戦える構築を組み始めました。
まずは命中安定技で戦えてグラ、オーガどちらにも強く出られるレックウザを採用することに。
PJCS2019の影響もあってチョッキ持ちを試してみたいと思ったのですが、僕はチャンピオンのように綺麗にサイクルを回すことができないだろうという悲しい自信もありました。
威嚇を回されて機能停止に追い込まれるオチが見えています。
そこで思い至ったのがシードの存在。
実際シードとチョッキとではまるで別性能なのですが繰り出した時点では同じです、剣舞で相手の威嚇を上書きできるのも良さそうに思えました。
テテフだと神速との食い合わせが悪いのでフィールド展開役はレヒレに決定、本家よろしく自然の怒りや癒しの波動でレックのサポートとして動いてもらいます。
レックレヒレがキツそうな相手としてネクロ、レック、ゼルネあたりが思い浮かんだので本家に倣ってソルガレオを採用。
威嚇猫対面操作対霊対鋼対トリルが欲しいなと思ったのでガオガエンを採用。
この2匹は決めるのに3秒とかかりませんでした。
ここまででグラや日食ネクロ、ツンデ等への打点が乏しかったので特殊霊獣ランドロスを採用。
本家のようにトリトドンを採用しなかった理由としては①威嚇を撒けるので繰り出すだけで(仮に倒されてしまっても)上記の相手やガエンを弱体化できるから②トリルを使いそうな構築でトリルを仕掛けても僕の実力ではターンを凌がれて終わるだろうなと考えたからです。
構築の作り方が卑屈。
最後にオーガイベルゲンガーやグライベル、グラルナへのストッパーとしてイベルタル(仮)を採用。
結果としてオーガレックにいるコケコがバカキツになってしまったので他に良いポケモンがいたかもなあ......と少し後悔の残るところです。
【個別解説】
メガレックウザ@ミストシード エアロック→デルタストリーム
意地っ張り H100 A228 S180
193-218-110-×-110-138
193-251-120-×-120-158(メガ後)
画竜点睛 神速 剣の舞 守る
A ↑2神速でH4振りコケコ超高乱数1発(93.7%)
HD ↑1で特化テテフの↓1ムーンフォース確定2発耐え(何だこの調整)
S メガ前準速85族抜き/メガ後最速91族抜き
※『特化』は補正有り252振り、『極振り』は補正無し252振り
シードと剣舞、更には味方の威嚇や追い風で数値の暴力と化し場を荒らす積んで積んで。
大地の力が無いのでツンデツンデ相手には詰んで詰んで。
シードを発動させるまではチョッキ持ち=守るが無いと思われることも多く、集中砲火を守るで躱しながら隣を動かせるのも良かったです。
積まずとも普通に火力があるので初っ端から画竜を振り回しても強い。ズルい。
先発でガレオの打点圏内まで暴れるも良し、終盤の掃討を担当するも良しで非常に心強いエースでした。
オーガさえ抜けていればいいやとこのSラインに留めましたが、イベルや追い風後のガエンを抜くためにSを上げるのも良いかと思います。
DDラリアットが画竜によるBダウンも無視してくれるのはかなりありがたいですね。
威嚇を入れようと出てくる隙に剣舞を積んで、ガエンの隣を殴り続けていれば大丈夫です。フレドラ火傷......。
意地っ張り H228 A212 B4 D12 S52
241-202-128-×-111-124
H 4n+1
A SsSでH振りウルネク高乱数1発(75%)、↑2SsSでH振りゲンシオーガ超高乱数1発(93.7%)、地震でH振りガエン確定2発
HB 特化ゲンシグラの断崖の剣確定耐え
HD 極振りルナのシャドーレイ確定耐え
S 最速60族抜き/準速70族+2、S↓1最速117族抜き
サンシリーズ初期からずっと使いたかったハイパーイケメンライオン(下記記事の構築作成経緯参照)。
見事チャンピオンを連覇という偉業に導いたことで、今回晴れてその偽装という形でPTに組み込まれることとなりました。
鋼タイプは有利不利がはっきりしていて有利な相手には滅法強いので、相手が鋼に不利なポケモンを鋼に有利なポケモンに交代する隙に何かしたいな~~~と考えた時に思い出したのが実況者の日々々々さんとの対戦とその構築。
テテツーグラをレートで試運転していた時にたまたまマッチングし(オフに持って行くつもりだったので動画化はご遠慮いただきました)身代わりメタグロスに良いようにしてやられたのを思い出したので真似して採用。
出てきたガエンの猫騙しを気にせず動けたり、相手の追い風やトリルを凌いだりとかなりの便利技でした。
トリルは前述の通り上手に使える気がしなかったので不採用。
馬鹿力は撃った後で放置されると身代わりの良さが死ぬので地震に変更。
グラや日食ネクロ、ガエンあたりを身代わりを盾に範囲打点で雑に削っていけるのが良かったです。
先発ソルガレオを見せればトリル警戒で相手の追い風を咎められると思っていたのですが、ノータイムで追い風を撃ってくる人も少なくないのが誤算でした。
最初のターンくらいスイッチトリパを疑ってくれても良いと思います。
穏やか H244 D108 S156
176-×-135-115-180-125
自然の怒り 凍える風 癒しの波動 威張る
HD 特化ゼルネの↑2ムーンフォース中乱数耐え(62.5%)
S 味方ソルガレオ+1
レックと組んでもガレオと組んでも強いスーパーサポーター。
めちゃくちゃ仕事できそう。
スーツとか似合うんじゃないでしょうか。
ガレオの上から威張ったり癒したりをしてほしかったので割と速めの調整です。
職場では厳しい上司だけど家では甘やかしてくれるお姉さんみたいですね。
どうですか?
ソルガレオに剣舞をさせたくて威張るを採用しましたが、たまにガオガエンにも剣舞をさせます。
理論上はレックにも殴りながら剣舞(レック式グロパン)をさせることができます。
どうですか?
追加効果による運負けを減らせる代わりに技外しによる運負けを生み出してしまうのでもしかしたら広角レンズを持たせても面白いかもしれません。
なんか老眼鏡みたいで嫌だな......。
ガオガエン@突撃チョッキ 威嚇
生意気 H244 B12 D252 S個体値0
201-135-112-100-156-58
HD たくさん
S 最遅
ジェントルニャンなので相手のガエンの蜻蛉帰りを待ってから鳴いたり帰ったりします。
ジェントルニャンなのでね。
霊獣ランドロス@気合いの襷 威嚇
臆病 H20 B4 C228 D4 S252
167-148-111-154-101-157
大地の力 岩石封じ 蜻蛉帰り 守る
C 大地の力でHD特化ゲンシグラ超高乱数2発(98%)
S 最速
ジェントルマンではないので相手のおじさんに先んじて帰ろうとします。
そもそも四つん這いで相手を威嚇するおじさんにジェントルもクソもありません、相手のグラやオーガを抜いていることの方が大事です。
持ち物は地Zでもいいかなと思ったのですが、グラゼルネに対してはガレオもランドも出していきたいので余っていた襷を持たせました。
中速で固まったこの構築において岩石封じを撃つチャンスが増えるのはとても重要なので結果的に正解だったと思います。
地震でガレオを巻き込むのが嫌だったので特殊型での採用になりましたが、これもガレオや剣舞レックと併せてこちらは威嚇を活かしつつ相手の威嚇は腐らせるという試合運びができるようになったのが良かったですね。
バルジーナ@食べ残し 防塵
穏やか H244 B4 C4 D252 S4
216-×-126-76-161-101
バークアウト 毒々 追い風 羽休め
H 4n
HD たくさん
S 追い風下で最速130族抜き
木の実は発動しないこともあったので食べ残しを持つことになりました。
残飯の流儀。
イベル軸だけでなくルナアーラ軸にも強く出ていけるのがGOOD。
トルネロスの挑発やエルフーンのアンコールにも屈することなく追い風を撃てるのも強みです。
まあ正直に言うとネタ枠ではあったのですが、なんとがにゅーオフ本番ではルナオーガグロス相手に八面六臂の大活躍を見せてくれました。
「クイズでボケたら正解しちゃった」みたいな、そんな空気が確かにあったと思います。
初めてのオフ会でなんてことしてくれるんだ。絶対許さんからな。
【選出】
いつものごとく、何となくの動かし方ですが参考までに。
《対オーガレック》
先発→レック ガエンorランド対コケコ・サンダー)
控え→ガレオ レヒレ
猫や威嚇や相手のS操作の間に剣舞を積んでいきます。
蜻蛉でレヒレに繋げてレックの耐久を保持しましょう。
オーガを早めに処理してガレオで詰めルート。
《対レックゼルネガエンレヒレ》
先発→ガレオ レヒレ
控え→レック ガエンorランド
とにかくガレオのHPを大事に。
レックやゼルネよりもガエンを優先して処理。
《対グラゼルネマンダ》
先発→ガレオ ランド
控え→レック レヒレ
グラガエンにはランドが守りつつガレオはレック引き、ゼルネガエンにはランドがレヒレ引き+ガレオ身代わりから入ります。
「マンダを早期処理→レックで削り→ガレオ通す」のルートを取れると楽。
《対テテツー(ネクロ)グラ》
先発→レック バルジorガエン(対日食ネクロ)
控え→ガレオ レヒレ
レックをガンガン動かしてグラを倒しにいきます。
グラ処理からガレオレヒレを通したい。
《対ルナオーガ》
先発→レック バルジ
控え→ガエン レヒレ
相手先発にオーガがいればバクア+剣舞、いなければバクア+ガエン引き、ルナオーガならバクア+守るからレヒレ引き+オーガに画竜。
オーガを早めに倒しましょう。
《対ルナグラ》
先発→レック ランド
控え→レヒレ バルジ
初手ルナガエンにはランド→バルジ引き+レック→レヒレ引きの両交換。
ランドをレヒレに引くとシードが無駄発動するのでご注意を。
ルナ処理からレック詰めが良いかも?
《対オーガイベルゲンガー》
先発→レック バルジ
控え→レヒレ ガレオorガエン
イベル相手には毒とバクアで粘りつつオーガにレックをぶつけて早期処理を目指します。
《対グライベル》
先発→ランド レヒレ
控え→レック ガエンorバルジ
イベルを神速圏内に入れていつでも処理できるようにしておきます、ただしランドは大事に扱いましょう。
《対レックガレオ》
先発→ガレオ ランド
控え→レック レヒレ
相手先発は大体ガレオ+何かなのでガレオガエンなら守る+身代わり、それ以外なら地震+大地をガレオに集中します。
【QRレンタル】
【戦績・感想】
個人3勝2敗 チーム2勝3敗
↑ヒマリさんが運営から頂いた写真を頂きました
ということで残念ながら決勝トーナメント進出は叶いませんでした。
1勝2敗の勝ち星を仲良く3人で担当しているのが物悲しいですが、まあ初オフで欲張るのも良くないですね。
そもそも「誰かと顔を付き合わせて対戦をする」こと自体が初めてだったのですが、何かこう独特な、得も言われぬ緊張感を体験することができました。
家で寝っ転がって興じるネット対戦とはまた違った遊びを教えてもらった心地です。
対戦時間以外でポケモン談議に花を咲かせられるのも良いですね、ポケモンが好きな人たちの集まりなんだなあと実感しました。
「ポケモン好きな友達が欲しい!」という方にはもちろんオススメですが、そうではなく、「そういうのはどうでもいいけどただポケモンが好き」という方もぜひ足を運んでみてほしいと思いました(正直僕はこういう考え方でした)。
僕が参加したがにゅーオフもゲームの対戦がメインイベントでしたが、有志でのポケカの対戦もあちこちで開かれていました。
アニメや映画を何度も見返している人も、ポケセンに足繁く通ってグッズに詳しい人も、ポケモンGOやガオーレ、コマスターなどに精通した人もいるでしょう。
そういう人たちとの縁が、もっと深くまで、あなたが好きな”ポケモン”に触れる機会を作ってくれると思います。
なんかヤバい宗教みたいな言い回しになりました。
とりあえず食わず嫌いは勿体無いので一回くらい行ってみてはいかがでしょうか、僕はそんな感じで行きました。
一回その店の料理を食べてみて、それから通うなり二度と行かないなり決めたら良いと思います。
冷やしそばのお店もまた行きたいと思います。
それではまた~。
【JCS予選】グラツーテテテラ【最終1710】
【ご挨拶】
こんにちは、むよくです。
JCS予選お疲れ様でした。
ムーンシリーズが終わってわずか2ヶ月後のウルトラシリーズということで、INCの構築記事を書く間もなく気付けば4ヶ月ぶりのブログ更新となりました。
(実際書く間はいくらでもありましたが、爆死だったしまあいいかなと……)
ハートゴールド以来久し振りにポケモンに触れたのがサンで、僕はそこで初めてネット対戦をするようになりました。
慣れ親しんだ第7世代が終わり、これから新作発売まで何して生きていくんだ……?という不安が拭えません。
皆さんがオススメのソシャゲ等教えてくださるのを、冬眠前の野生動物の気持ちでお待ちしています。
自分語りはこの辺にして早速構築の紹介に入りましょう。
今回サブロムにて使用した構築はコチラ。
【構築作成経緯】
TLにてスカーフテテフに辟易する声が散見されたので「なら僕も使ってみるか」からスタート。
いつかメガミュウツーYを使ってみたいと思っていたのでこれ幸いとミュウツーを、ガエンと鋼に強いグラードンを併せてほぼ思考停止気味に採用しました。
ここで基本選出のテテツーグラ+何かに足りないものを考えてみました。
問題点1:テテツーは初手のS優位に立てる事こそ多いが一度上を取られると脆い
→裏から雑に投げて切り返しができるS操作役が必要
問題点2:イベルタルが重い
→イベルにめちゃつよなアタッカー役が必要
なるほど…………。
エルテラ採用!!!
テテツーエルグラ/エルテラグラツー(orテテ)の2ルートで選出が完結してしまったので、ラスト1枠は何でも良いやということで雑にガオガエンをブチ込みました。
トリルを捌いたりルナアーラやネクロズマへの受け出しを担ったりしてくれたので結果的には正解だったと思います。
惜しむらくはこの構築を組み立てたのがJCS予選のちょうど一週間前だったことですね。
構築の形は割と手に馴染むものだったので、もう少し回して動き方など精査しておきたかったなと思いました。
【個別解説】
ゲンシグラードン@紅色の珠 終わりの大地
意地 A252 D4 S252
175-255-180-153-111-142
断崖の剣 炎のパンチ 噴火 守る
A 特化
S 準速
※『特化』は補正有り252振り、『極振り』は補正無し252振り
43戦全てに選出され(44戦目の選出画面で回線が切れたのでそのまま参加解除した)、絶対に外してはならない断崖の剣を一度しか外さなかった自覚の塊。
外しても良い断崖の剣はまあ命中率通り。
英語名から鑑みると「断崖の剣」が正式名称?らしいのですが「弾劾の剣」とも取れるのがクールだと思います。
おおひでりだけどクール。ごめんなさい。
S優位を取れている場面で出てきて相手を薙ぎ払うのが仕事なので何も考えずASにぶっぱしました。
S90族ミラーは相手が最速という前提で何が何でも追い風や凍える風を通しましたが、陽気ならこんな無茶せずに済んだのに……と思ったこともしばしば。
その代わり火力不足を感じたことは無かったので一長一短といったところ。
威嚇を受けても鋼を処理できる噴火は命中安定の範囲技としても重宝しました。
断崖と噴火のどちらかを見せるともう一方への警戒が薄くなるのでなかなか使い勝手は良かったです。
噴火で処理したい代表格のドータクンはHD特化でも下降補正晴下噴火で倒せるため、ガエンやゼルネへのダメージを優先して物理型での採用に至りました。
カイオーガがシャチだとして、グラードンのモチーフは何なのでしょうか。
熊……?
メガミュウツーY プレッシャー→不眠
臆病 B4 C252 S252
181-×-111-206-110-200
181-×-91-246-140-211(メガ後)
C 極振り
S 最速
こちらも調整無しのCSぶっぱ。
スカーフネクロズマとか言うテロリストにも同速勝負に持ちこめると思ったのですがそんなものはいませんでした。
高速アタッカーには範囲技を仕込みたかったので凍える風を採用、これのおかげでグラが噴火を押せたりテラキで怯みを狙えたりして便利でした。
火力もダブル補正込みで特化霊ランドのめざパ氷より少し低いくらいなので確定数をずらすには充分。
PFサイコブレイクは意地メガレクの画竜耐え調整を確定で倒せるお手軽火力です、手助けと合わせて鉢巻画竜耐えゼルネを吹き飛ばしましょう(机上論)。
ポケモン映画はルギア爆誕とキミに決めたの間がスッポリ未履修です。
この機会に観てみるのも悪くないですね。
何故かケルディオの映画だけはTLのおかげで予備知識が豊富です。
控えめ H76 B4 C188 D4 S236
155-×-96-191-136-145
サイコショック ムーンフォース スキルスワップ マジックルーム
C 余り
HB 特化ゲンシグラの断崖高乱数耐え(87.5%)、極振りイベルの珠不意打ち超高乱数耐え(93.7%)
HD 特化ゲンシオーガの雨下根源確定耐え
S 最速145族/スカ準速92族抜き
ここは流れでテラキオンの紹介をすべきだったのでは……。
本構築のメインエンジンたる極めて普通のスカーフテテフ。
猫騙しを咎めるPF、ドーブル+ゼルネやメガレクへの対処が楽になるマジックルーム、オーガと組んだ鋼トリラーにグラを無理やりぶつけられるスキルスワップで構築を潤滑に回していきます。
高速アタッカーには範囲技を仕込みたかった(2回目)のですがマジカルシャインではウルネクやメガレクに圧力を掛けられないのでムーンフォースに落ち着きました。
追加効果も優秀ですしね。
特筆する事もない、順当で妥当な活躍だったと思います。
ガオガエン@突撃チョッキ 威嚇
慎重 H244 D236 S28
201-135-110-90-154-84
HD たくさん
S 最遅90族抜かれ
こちらもフレドラが無い事以外は極めて普通のチョッキガエン。
草や鋼はグラやテラキで殴れば良いので対超霊性能を高めるために悪技2つを駆使してもらいました。
特筆する事もない、順当で妥当な活躍だったと思います。
エルフーン@気合いの襷 悪戯心
臆病 H252 D4 S252
167-64-105-×-96-184
袋叩き 追い風 アンコール 手助け
H 極振り
S 最速
テテフがメインエンジンならこちらはさしずめサブエンジン、“上から殴り力”を増幅させる屈指のサポーターです。
相手に追い風等でS優位を取られても、襷を持たせたことで『隣で殴りながら雑に交代出し→追い風+守る→再び上からオラァ!』が出来るようになります。
初手に速い2匹を並べると追い風を切り返し手段として使えるようになるので“追い風継続中に攻め切れず息切れ”なんて事が減るのも良かったです。
袋叩きはエルテラのギミック始動のみならず相手の襷・ファントムガード破壊に一役買ったので思ったよりは腐りませんでした。
ミミッキュの化けの皮と襷をまとめて壊せるのは便利ですね。
アンコールで幾匹かの追い風要員とトリル要員とゼルネを泣かせた魔性の女。
悪には悪戯心が無効なのでテラキオンに泣かせてもらいましょう。
テラキオン@岩Z 正義の心
陽気 H52 A252 S204
173-181-110-×-110-169
A 極振り ↑4インファでH振りゲンシグラ超高乱数1発(93.7%)
HD C180メガレクの珠大地の力確定耐え
S 最速100族+2
幾匹かの悪タイプとS100族以下を泣かせた魔性の男。
構築内で一番火力が出せるので僕はコイツを「第3の伝説」と呼びました。
一度だけ、当てれば勝ち外せば負けの岩雪崩を外した時だけは「プリケツ!!!おまえ〜〜〜!!!!!」と呼びました。
イベルタル特別対策室室長を担ってくれたらな〜くらいの期待で採用したのですが『①叩けてしまえば超火力②殆どの伝説を抜いている③怯みでニッコリ』と期待の10倍くらい強かったです。
岩闘共に環境に少ないせいか非常に通りが良く、テラキオンが動くたびに相手が1匹ずつ失っていった試合もありました(めちゃくちゃ楽しかった)。
サンムーンウルトラとすべてのルールでテラキオンを使いましたがスカーフオーガとカミツルギが減ったウルトラシリーズが一番動かしやすかったと思います。
テラキの項だけやたら筆が乗ると言うか、ポンポン言葉が浮かんで来て少し怖いです。
【選出】
《基本》
先発→ミュウツーテテフ
控え→グラ何か
主に対オーガレック(控えエルフorテラキ)、グラゼルネ(エルフ)、ルナゼルネ(ガエン)等々。
テテフはよほど技の一貫が取れている場合以外マジルから入ることが多かったです、相手の裏にゼルネやレックが控えている時は特に。
《対トリルPT等》
先発→グラテテフorエルフ
控え→ミュウツーガエン
手助け断崖やグラテテフの集中(オーガ入りのタクン始動には噴火+スキスワ)でトリラーを飛ばします。
トリルを決められた時はガエンで誤魔化したりテテフを切り気味に動いたりで何とか頑張ります(大体負ける)。
《対イベル入りPT等》
先発→エルフテラキ
控え→お好みでどうぞ
テラキが上からワンパンされないという確固たる自信がある時の選出です。
初手エルフ+グラorテテフから袋叩き+テラキ交換出しのパターンもありました。
【戦績・感想】
PJCS予選 最高175x 最終1710
ということで残念ながら予選抜けは叶いませんでした。
それでも散々だった前回のINCに比べれば、使っていて楽しくそれなりに勝てる構築で遊べたのは良かったなと思います。
PJCS出場を決められた方(まだ決まっていませんが)は頑張ってください!
QRはコチラ↓
INCが終わって2ヶ月後の予選ということで、普段「死んで覚えろ」でポケモンをやっている僕はほぼ諦めムードだったのでそこまで落胆はしなかったです。
たった2ヶ月という期間は、死ぬには短すぎる。
それでもウルトラシリーズという大怪獣戦争はやっぱりやっていて楽しかったです。
新作が出るまで何をするのか、まあそもそも新作が出たとてポケモンを続けるかどうかも分かりませんがしばらくこのコンテンツとはゆっくり向き合えそうだなと思います。
冬眠前の心地を「夏はポケモン!!」と叩き起こしてくれるようなアクションがあれば、それはそれで楽しそうですけどね。
それではまた〜。
【INC使用構築】ルナオーガアロー【最高最終1805】
【ご挨拶】
こんにちは、むよくです。
INCお疲れ様でした。
大会が終わった12/3(月)の夜にこの記事を書いているのですが、大会期間中は何ともなかったのに今現在信じられないほど体が怠くて「ゲームでもアドレナリンって出るんだなあ」としみじみ感じています。
構築記事は読んでもらいたいのですが書くのは面倒臭いので「いま一番欲しいものは?」と訊かれたら「ゴーストライター」と答えると思います。
「ゴーストライター」以外の回答が出た時は「あ、これゴーストライターが答えてるな」と思っていただいて大丈夫です。
今回使用した構築はコチラ。
【構築作成経緯】
長くなりますが、せっかくなのでノーカットで変遷をご説明します。
コケコ+Rライチュウでエレキネットとほっぺすりすりを連打すればターン経過を気にせずオーガで眼鏡潮吹きが撃てる!からスタート。
そうは言っても追い風は欲しいので悪戯心挑発が効かないイベルタルを採用しました。
電と地の通りが良すぎるのでどちらも半減で受けられて特性・技共に優秀なアマージョ、広範囲を縛れるスカーフ持ちが欲しかったのでゲッコウガを入れてひとまずPTが完成。
イベルの攻撃性能は高かったのですが追い風遂行能力は微妙……ということでイベルとRライチュウがやりたかった“妨害されにくいS操作”を1匹でやれるHD奇石ヤミカラスを投入。
伝説枠が空いたので奇襲も兼ねてゼルネアスにスカーフを持たせて上から掃討する形に。
ツルギナットバレルが重いので追い風前提のAS襷ガオガエンで誤魔化すことにしました(このガエンはべらぼうに弱かったです)。
ところがゼルネもオーガ殺しの草三銃士(今考えました)がキツかったため掃討or削りを担当する伝説枠をルナアーラとミュウツーのどちらかに変えることに。
①特性発動順による持ち物バレがなく奇襲性能が高い
②霊技の通りが良く大体を雨眼鏡潮吹きの圏内に押し込める
③特性のおかげでほとんどの攻撃を1発は耐える
④猫騙しが効かない
⑤挑発を呼びやすい
等々の理由からルナアーラを採用する段で一旦PTをバラして整理することに。
〜スカーフルナと眼鏡オーガの仲間たち〜
イベル対策→コケコ エレキネットと挑発が偉い
ゼルネ対策→テテフ スカーフマジルからサイコショック集中で倒す
グラバナ対策→バナを上から倒せてグラにも弱くない……エレキシードルチャブル……?めちゃはや追い風やらフェイントやらは良さそう
補完→水・電・妖がアホみたいに通るので誤魔化し要員のモロバレル
どうもテテフがしっくり来なかったので受けにも回れるアマージョと交代。
こちらは先制技を撃てるようになった+構築を練り始めてからずーーーっと重いツルギナットバレルをいい加減どうにかするために、かつて「草(と虫)タイプの人権を奪った」とまで言われたファイアローを採用して、ようやく構築が完成しました。
それでは個別の紹介です。
【個別解説】
ルナアーラ@拘りスカーフ ファントムガード
臆病 H4 C252 S252
213-×-109-189-127-163
HB 極振りイベルの不意討ちを特性込みで確定耐え
C シャドーレイで159-136テテフを超高乱数1発(93.7%)、EF上雷で無振りイベルを超高乱数1発(93.7%)
S 最速
※『特化』は補正有り252振り、『極振り』は補正無し252振り
予想外の素早さから相手を削る(倒せない)アタッカー。
このポケモンの真価は耐久と絶妙な素早さにあると思います。
後述のコケコとアローがほぼ確実に相手の上を取らせてくれるので、眼鏡オーガの相棒としては十二分の削りっぷり(倒せない)でした。
技はタイプ一致の2つとオーガやイベルに撃てる雷、そしてゼルネや相手のスカーフアタッカーを咎めるマジックルームを採用してみました。
PTにバレルが入ってからは一度も使っていないので絶対にもっと良い技があると思います。
とは言え結局通りの良いシャドーレイか雷を連打することになると思うのでこの辺はお好みで。
“スカーフを持って相手を削る役”は伝説枠にさせる仕事ではないかもしれませんが、“場に残り続けて通りの良い技で相手を削り続ける役”はスカーフルナアーラの専売特許なのではと思うほどの活躍でした。
GSルールは特性プレッシャーのポケモンが多いので、シャドーレイのPPが最大8しかないことがアキレス腱ですね。
シャドーレイと潮吹きのPPを全て枯らされ、スカーフ悪足掻きで勝利をもぎ取った実績があります。
カイオーガ@拘り眼鏡 雨降らし
控えめ B4 C252 S252
175-×-111-222-160-142
潮吹き 根源の波動 雷 冷凍ビーム
B 余り
C 特化
S 準速
一般枠の総員をもって全力で介護されるに足るバケモノ。
上から殴って終わらせること以外一切の邪念や甘えを捨てた控えめCSぶっぱ眼鏡型です。
「オーガ着地=勝ち」の形にしたかったので制圧力の高い範囲技2種を採用しました。
潮吹きで勝てない相手はハイドロポンプや熱湯でもどのみち勝てないので採用を見送り(熱湯は対物理で火傷の勝ち筋がありますが潮吹きでぶっ飛ばした方が早い)、相性補完に優れる雷と冷凍ビームをサブウエポンとして搭載。
潮吹き以外もそれなりに押したのでこの構築ではこの技構成がベストだったと思います。
オーガが相手より速く、かつ雨が降っていればほぼ勝ち確定なので如何にしてその状況を作るかがこの構築の最終目標となります。
嘘みたいな火力でサンルールを本当に楽しませてくれました、ありがとう眼鏡オーガ。
余談ですがシャチの学名は『冥界からの魔物』という意味だそうですね。かっけぇ……。
カプ・コケコ@気合いの襷 エレキメイカー
臆病 H108 B4 C132 D12 S252
159-×-106-132-97-200
雷 エレキネット 挑発 守る
H 16n-1
C たくさん
HB 極振りメガレクの神速を確定2発耐え
HD 極振りゼルネのムンフォを最高乱数以外耐え
S 最速
電気Zを持ってウルトラルールで頑張っていたのに、何故か突然Zの無い世界に呼び出された鶏。
後述のキノコとの食べ合わせが悪いです。
ルナアーラ同様場に残り続けて削ったりS操作したりを続けてほしいので襷を持たせました。
エレキネットと挑発が本体なので端から火力には期待していなかったのですが、CSなりHSなり振り切った方が良かったかもなあとも思います。
エレキネットは命中率通りたまに外しますが素の雷は三回ほど撃って全て当てているので僕はこの子がよく分かりません。
PTのスクラップアンドビルドが続く中でオーガとコケコだけはレギュラーを守り抜いてきたので愛着もひとしおです。
僕はこの子がよく分かりませんが、仕事をしっかり果たしてくれるので僕はこの子が大好きです。
鳥料理の中ではとり天が大好きです。
アマージョ@マゴの実 女王の威厳
意地っ張り H252 A108 B20 D124 S4
179-169-121-×-134-93
パワーウィップ 飛び膝蹴り フェイント 守る
A パワウィでH252B4振りオーガを超高乱数1発(93.7%)、-1飛び膝でH振りガエンを確定2発
HB 特化グラの晴下炎パンを高乱数耐え(75%)
HD 特化オーガの雨下潮吹きを超高乱数2発耐え(88.3%)
S 余り 追い風下で最速117族(エンニュート)抜き
女王様(意味深)のような大胆な出で立ちとは裏腹に小技が光るテクニシャン。
その役割ぶりを「いぶし銀だね」と褒めてもきっと喜んではくれなさそうです。
女性の扱いは難しいですね。
H実数値179のピンチベリー持ちとかいうにわか丸出しの調整なのでもっと良い調整があると思います。
技は飛び膝蹴りと手助けの選択、といった感じですかね。
ナットやディアルガを削れるのは良かったのですが、晴下だったり半減相手を並べられたりでの潮吹きを撃つ場面も多かったのでもう一押しができれば強かったな、と。
スカーフオーガと並べて強い一般枠はトルネやルンパだと思いますが、追い風前提で眼鏡オーガの横に置く一般枠としてはトップクラスの性能ではないでしょうか。
根源の波動より素の雷より何よりパワーウィップを外しますが。
女王様向いてないのでは?
ファイアロー@白いハーブ 疾風の翼
無邪気 A204 C124 S180
153-127-91-110-80-185
アクロバット オーバーヒート 追い風 横取り
A 倍化アクロで無振りバナを超高乱数1発(93.7%)
C 雨下オバヒでHD特化ナットを超高乱数2発(93.7%)
S 最速116族(エルフーン)抜き
これ大丈夫か……?と思いながら使ってみたら想像よりずっと強くて驚かされた追い風枠。
焼き鳥なので鶏ともキノコ(しいたけ)ともシナジーがあるのが良い感じ。
ちなみに福岡では焼き鳥と言えば豚バラです。一回来て食べてみんしゃい。
悪ふざけみたいな技構成と調整と持ち物ですが、この構築はオーガさえ何とかすればガエンで勝てるのでほぼ確実にガエンを呼びます。
追い風+炎+威嚇に屈しないファイヤーも考えましたがS90で悪戯心でもないポケモンが追い風をさせてもらえるのか甚だ疑問だったので不採用、草処理の仕事をこなす為に白いハーブを持たせました。
「消費アイテム持つなら反動無しのアクロバットで良くね?→自ら発動できなきゃ弱くね?→オバヒで良くね?」と半ば悪ふざけで技構成と調整と持ち物を決めた割にはなかなかどうして強かったです。
横取りは初手の追い風ミラーを制したり相手のワイドガードを除去したりと、範囲技で勝つ構築なら是非欲しい便利技。
S操作を完遂したらすぐ倒れてほしいけどガエンやツルギ、ナットには負けたくないということでせっかちではなく無邪気の6Vを粘りました。
攻撃性能は本当にギリギリで役割対象外にはまるで歯が立たない分、与えられた仕事は完璧にこなしてくれたと思います。
何やらファイアロー入りPTでボーダー越え確実の成績を叩き出した方もいらっしゃるらしく……噂に聞く6世代での暴虐ぶりとはまるで違うポケモンですが、それを一概に『弱い』とするのはトレーナーの思考放棄だと証明されたのは喜ばしいことです。
僕も証明の一助を担ったということにならないでしょうか(強欲)。
モロバレル@ウタンの実 再生力
生意気 H244 B44 D220 S個体値0
220-×-96-105-140-31
草結び クリアスモッグ 怒りの粉 キノコの胞子
HB 余り 特化グラの晴下炎パンを中乱数耐え(62.5%)
HD 極振りゼルネの+2ムンフォを確定2発耐え
S 最遅
オーガ殺しの草三銃士が一員にしてゼルネ殺しの対妖三銃士(ナットレイとツンデツンデ。今考えました)も務めるキノコ。
ルナアーラのマジックルームを要らない子扱いしたり、味方の鶏に胞子を無効化されたりと若干PTに馴染めていない疑惑があります。
でも眼鏡オーガとは仲良し。
オーガとゼルネを息切れさせるだけの簡単(ではない)なお仕事を任せました。
前述したように水・電・妖を受け続けてほしかったので最初はピンチベリーを持たせていましたが、オーガとゼルネはルナアーラと組んでいることも多いので超技も一度は受けられるようウタンに変更。
技もオーガとゼルネ意識で無難なところからチョイス。
皆さんがご存知の通りのバレルですし、僕としても期待通りの活躍だったので特に言うことはありません。
しいたけは大人になってから食べられるようになりました。
【選出】
《基本》
先発→ルナ コケコ
控え→オーガ アロー
もしくは
先発→ルナ アロー
控え→オーガ アマ
いつもの如く何となくで出す上にメモも取らないので根拠はありませんが、このパターンが多かったです。
オーガの障壁(水受け・ワイガ・切り返しのS操作等々)を潰す形で後発オーガ以外の3枠を選びます。
ルナアーラ不選出もしばしば。
《対オーガゼルネ》
先発→コケコ ルナorアローorアマ
控え→オーガ 何か(バレル推奨)
バレルを投げておけばゼルネは止まるので取り巻きに強いポケモンを出します。
《対ルナアーラ》
先発→ルナ コケコ
控え→オーガ 何か
相手の先発ルナに対してはシャドーレイと挑発の集中が安定です。
コケコ入りPTには追い風1点読みでアローコケコ/ルナオーガで出したりもしました。
《対オーガネクロ他トリパ》
先発→コケコorバレル オーガ
控え→お好みでどうぞ
挑発なり胞子なり潮吹きなりでトリルを阻止しましょう。
相手にコケコレヒレがいなければ先発バレルオーガでアマ控えが安定です。
《対グラードン》
先発→ルナorアローorバレル
控え→オーガ アマ
天候の取り合いには弱いので苦手。
グラバナならアロー先発でバナを睨みつつ追い風、トリルならバレルが下から胞子でグラを止めます。
【戦績・感想】
INC NOVEMBER
1日目 13-2 レート1644
2日目 9-3 レート1712
3日目 8-1 30勝6敗 最高最終レート1805
なかなかの好成績が!と喜んでいたらボーダーが1820付近になりそうで笑いました。
あと9戦残っていたので結果的に言えばどこかでリカバリーが効くと考えて潜るべきだったのですが、緊張で身が保たなかったのと『むよくの静観』を言いたかったが為に撤退を決めました。
もう名前をごうよくに変えてしまった方が生きるのが楽になる気がします。
PJCSの予選は2度目で、去年は1700越えの機会すら無かったはずなのでこの結果は素直に喜びたいと思います。
反省点はマジックルームとアマージョの調整くらいでしょうか。
良い構築を組めて、上手く扱えて、運にも味方され、予選抜けを十分狙えるところまで漕ぎ着けられただけで成長を実感できて嬉しい限りです。
QRレンタルパーティのリンクはコチラ。
サンルールのQRの需要がまだあるのか分かりませんが。
ムーンルールはやらないことはないと思いますが、この程度の成績でも僕としては燃え尽きた感があるのでしばらくゆっくりしたいですね。
別のゲームに手を出しちゃうのもアリかもしれません。
僕がいま一番欲しいものはLet's Go!ピカチュウ・イーブイです。
記事を推敲していたら焼き鳥を食べたくなりました。
それではまた〜。
グラレシエルフ【WCSサンシリーズ】
【ご挨拶】
こんにちは、むよくです。
秋雨の後は秋晴れ、ということで今回はグラードン+レシラム構築を組んでみました。
命中安定を犠牲に得た爆発力で相手を圧倒するPTを使い続けたことで、勝利に対する歓喜・感謝・感動を忘れない人間になれたように思えます。
カイオーガの雨下眼鏡潮吹きなど、所詮相手をびちゃびちゃに濡らすだけですからね。
爆発感が足りません。
攻撃(げいじゅつ)は爆発だ!
火力指数?はて……。
【構築作成経緯】
せっかく厳選してあるしレシラムとディアルガも使いたいなあ
— むよく (@muyokunohito) 2018年9月24日
このツイートに対してフォロワーさんが「グラレシ強いですよ」と勧めてくださったところからスタート。
最初はテンプレ通りのテテフレシラム+グラツルギ+テラキオン(?)+モジャンボ(!?)を使っていたものの、上から高火力を叩き込めないと気が狂いそうになる僕はレシラムの追い風遂行能力がイマイチだったのが気になりました。
グラレシと仲が良さそうな追い風役は……テラキいるし悪戯心日本晴れできるしエルフーン!
→でもPTに中速が多いから結局追い風ミラーされて不利では?
→じゃあ相手に追い風を張らせてトリル使おう!
このような流れで“エルテラ偽装エルグラ+テテフレシラム”が完成しました。
残り1枠はトリル下での制圧用にツンデツンデを入れて「トリル相手はツンデが何とかします」感を演出してみました。
【個別解説】
グラードン@突撃チョッキ 日照り
意地っ張り H188 A252 B4 D4 S60
199-222-161-×-111-118
断崖の剣 岩雪崩 炎のパンチ 地団駄
A 特化
HD C特化オーガの晴下潮吹き確定2発耐え
S 最速55族/準速65族抜き、追い風下でスカ最速90族抜き
(「特化」は補正あり252振り、「極振り」は補正無し252振り)
レート1800を達成できたのは彼のおかげです。
同時に、レート1800を達成するのに時間がかかったのは彼のせいです。
得点圏打率(絶対に決めたい場面での断崖の剣命中率)が低すぎる。
先発に繰り出したレシラムを晴下で暴れさせたい都合上交代出しも多く、発動しないまま倒れる恐れがある回復実ではなく常時発動の突撃チョッキを持たせました。
爆発力を謳うなら鉢巻の方が良さそうにも思えますが、グラにツンデにエルテラ(偽装)に猫騙し封じのテテフにはたき落とされず炎が効かないシードレシラムが居てもなおガオガエンが出てくるのでオススメはしません。
“ガオガエンを投げる”という行為、現代社会に蔓延る一種の奇病ではないかと思えてきます。
チョッキを持たせる以上攻撃技を4つ入れれば良いので、無難なところを選択しました。
構築メモに「岩雪崩」と書いておきながら実際は何故かストーンエッジを採用し続けていましたが、特段倒せる相手がいるわけではないので岩雪崩で良いと思います。
地団駄の枠は当初地割れが入っていました、替わった理由はお察しください。
信用に値する頑丈さ、削りにも締めにも活躍できる火力、GS環境下のスイッチトリルにちょうど良い素早さを併せ持っていてとても強かったです。
「直球・変化球共に一級品でスタミナも抜群なノーコンピッチャー」みたいなイメージですかね、ひとたびストライクが決まり出すと手が付けられないような。
余談ですが「新垣」という苗字は「あらかき」と読むのが福岡では一般とされています。
レシラム@サイコシード ターボブレイズ
控えめ H108 B4 C140 D4 S252
189-×-121-206-141-142
青い炎 竜の波動 追い風 守る
HD +1でC極振りゼルネの+2ダブルダメマジシャ確定2発耐え
C 晴下青い炎でH極振りグラードン確定1発
S 極振り
グラードンがノーコンエースならコチラはさしずめ“三振かホームランか”のブンブン丸……と言いたいところですが、このポケモンはシード発動で粘り強く戦える万能選手です。
対グラードン意識でCとSを優先的に配分、残りを耐久に振りました。
当たれば強い技は当てれば良いだけの話なので当然メインウエポンは青い炎。
当たり前ですが当たったり当たらなかったりします。
場持ちを良くする守る、初手トリル展開から繋げることで読まれにくくなる追い風も重宝しました。
竜の波動は雨下でも撃てるので便利と言えば便利でしたが、晴れ女ことエルフーンがいる事と居座り性能の高さを考えると熱風の方が良かった気がします。
ワイドガードが多い環境とは言え相手2匹を削れるのは強いですし、何より襷発動後のコケコやテテフに青い炎をブチかますのはなかなか心臓に悪いですからね。
一応パルキアやゼクロムやレシラムミラーの対峙も無くは無いので、ここはお好みで。
初手トリルの選出だとグラエルフ+ツンデレシのようにシードが腐るパターンもあったので、この辺はもっと吟味すべきでした。
炎の超火力を考慮していない(オーガの雨に一任している)ようなPTも多く見受けられたので、周りで晴れを維持する事に注力してHC眼鏡型を暴れさせるのも面白そうだと思います。
カプ・テテフ@拘り眼鏡 サイコメイカー
控えめ H108 B4 C252 D4 S140
159-×-96-200-136-133
サイコキネシス サイコショック ムーンフォース マジカルシャイン
H 16n-1
C 特化
S 最速70族抜かれ、追い風下でスカ最速109族抜き
少し硬くて少し遅くて少し力が強いエスパーゴリラ。
と言っても火力はおまけ、あくまでもメインの仕事はPFの展開です。
追い風を軸にしようとしていた時は最速スカーフマジル型でしたが、トリルに頼るようになったのでこのような型になりました。
トリル下で使うには早すぎるようにも見えますが、対トリパでなければ大体の伝説よりは遅いので思ったよりも動けます。
技は下三つをよく押した代わりにサイコキネシスだけは一度も撃ちませんでした。
裏のオーガ・ゼルネ・ガエンを考えてサイコショックか妖技から選択という場面が頻発したので、難しいところです。
それこそマジックルームを採用しても面白いかもしれません。
特性発動順でスカーフを持っていないことを示すと相手のスカーフオーガはウキウキで居座ってくれるので、隣で天候を書き換えて潮吹きを悠々耐えながらショック1発で沈めるのが楽しかったです。
ツンデツンデ@防塵ゴーグル ビーストブースト
勇敢 H244 A252 D12 S個体値0
167-201-231-×-123-16
ジャイロボール 岩雪崩 トリックルーム ワイドガード
H 8n-1
A 特化
S 最遅
「トリル下でのアタッカーが欲しいなあ、でもエルフーンのトリルを読ませたくないからトリル始動のイメージがあるヤツの方がいいのかなあ」という問題提起から僅か1秒で導き出された解答。
エルフーンが始動したトリルが切れた後に2回目のトリルを張ってくれたりもしました。
見せ合い画面にいること自体がエルフーンのトリルサポートのようなものなので、調整や技はシンプルに。
非トリル下でも最低限の仕事ができるようにワイドガードを仕込みましたが、上手な人は当然ケアしてきます。
その不意を突いてサイドチェンジを……とも考えましたが結局不毛になりそうだったので、まあ守るとの選択かと。
鉢巻は持たせたところでH極振りのガエンを岩雪崩で落とせない(2/16の低乱数1発)ので、バレルやドーブルに眠らされないための防塵ゴーグルを持たせました。
バレルを無視できるツンデツンデ、かなり動かしやすくてオススメです。
トップメタのガオガエンとゼルネアス(なぜ一介の御三家がGS環境トップメタなのかはさておき)に強いので活躍の機会は多かったですね。
1回だけけたぐり持ちに「こんにちはおじゃましました」された以外は優秀なガオガエンキラーとして良くやってくれました。
エルフーン@ウイの実 悪戯心
図太い H252 B148 D108
167-×-136-97-109-136
手助け トリックルーム アンコール 日本晴れ
HB A特化グラの晴下炎パン、A無振りタクンのジャイロ確定耐え
HD C特化オーガの冷ビ確定耐え/雨下根源超高乱数2発耐え(99.7%)、C極振りゼルネの+2マジシャ中乱数耐え(62.5%)
オール変化技にウイの実を持たせるという挑戦的な型ですが、このポケモンは大抵放置されるか全体技を絡めた2発で処理を試みられるかのどちらかだったので期待以上に仕事をしてくれました。
本当に面白いくらい相手が追い風を使ってくれるので、初手からドヤ顔でトリックルームを押していきます。
思い込みって怖いですね。
最初は袋叩きを使う気満々だったのですが、エルフーンとテラキオンでどうにかしてほしい相手が異なるということに気付いて採用を見送りました。
このPTにとって攻防一体となる日本晴れはしっかりカイオーガ対策を全うしてくれましたが、ゼルネ対策のつもりだったアンコールは隣のドーブルに吸われるのでほぼ意味を成しませんでした。
それでも追い風やトリル、守る等に固定させて相手の行動を制限できるのはやはり強く、何より最近流行りのトルネオーガに強いのがエルフーン最大の偉い点だと思います。
なお巷には"穏やかトルネロス"とか言う生命体もちらほらいるみたいなので、全トルネオーガを相手したいのであればエルフーンのSを下げることをオススメします。
「貴様とは厳選難易度が違うのだよ」ということ、見せてやりましょう。
テラキオン@命の珠 正義の心
陽気 H20 A252 B4 D28 S204
169-181-111-×-114-169
インファイト 岩雪崩 ストーンエッジ 守る
H 10n-1
A エッジでH極振りイベルタル確定1発
HD C極振りイベルのデスウイング超高乱数2発耐え(93.8%)、C極振りゼルネのマジシャ超高乱数耐え(93.8%)
S 最速100族+2
イベルタル特別対策本部にて指揮を執る、正義の四足歩行。
イベルガエンの盤面に対して後発から投げるのが非常に強いです。
元々グラレシの案を頂いた時にイベルが重いということを聞いていたので、ピンでイベルに強いポケモンを探していたところたどり着いたのがテラキオンでした。
命の珠ストーンエッジで大体のイベルを倒せてしまうので袋叩きは不要というわけですね。
どうにもならない時でも伝説勢を僅かに抜いている素早さを活かし、慌てず騒がず岩雪崩を連打しましょう。
イベルタルを倒すためだけに採用したのですが、人々が思考停止でガオガエンを投げる世界だったおかげでかなり活躍してくれました。
本当に何でガエン投げるんだ......。
何故か彼は周りに比べて自覚が強くイベルへのエッジを外した記憶が無いのですが、ぜひともそのコツをグラレシたちに伝え広めてほしいですね。
【選出】
《基本》
先発→テテフ レシ
控え→グラ 何か
レシラムで荒らす構え。
相手にオーガがいない時はコチラがオススメ。
《基本2》
先発→グラ エルフ
控え→お好みでどうぞ
グラで雑に削りながらトリルの構え。
天候合戦になりそうならコチラ。
《対オーガネクロ》
先発→エルフ レシ
控え→グラ テテフ
初手日本晴れ+青い炎でネクロを飛ばしにいきます。
耐えられたらトリルをアンコールしたいですが相手にテテフがいると先制アンコができないので、テテフの代わりにツンデを控えに。
《対トルネオーガ》
先発→エルフ テテフ
控え→グラ レシ
日本晴れで潮吹きを耐えながらショックでオーガをワンパン。
トルネロスは飛行タイプ故PF上でも先制アンコで縛れるので放置気味に動きます。
《対ゼルネドーブル》
先発→テテフ ツンデ
控え→お好みでどうぞ
ショックでゼルネを狙いつつトリックルーム始動。
テテフは比較的雑に、ツンデは大事に扱うと良いです。
《相手にイベルタルがいる》
先発→グラ エルフ
控え→テラキ 何か
特別対策本部長の出番。
イベルが先発にいる時は両交換も視野に入れます。
【戦績・感想】
WCSレート 最高1805 最終1749
無事に1800を達成できました!
「グラードンへの威嚇を白いハーブで無効にしたら強いのでは?」と思い、持ち物を替えて挑戦したらまったく受け出しが効かずに負けまくったので、今度は先発に出すグラードンを考えたいと思います。
このPTの総評としては「当たれば強い」に尽きると思います。
高火力でガンガン殴っていくの、楽しいですよね。
逆にどれだけ華麗にお膳立てをしても当たらなければ負けるので「今日はツイてないな」でスパッと止められるのが精神衛生上良かったな、と。
エルフーンのお膳立て能力は目を見張るものがあったので、ぜひオススメしたい1匹ですね。
普通に襷を持たせて雑に裏から投げて追い風で切り返すでも強いですし。
個人的にはトリルを読まれない構築を作れたので大変満足です。
QRレンタルパーティにも登録してあるので興味のある方は良かったら。
そう言えばINCが来月に開催されるそうですが、共生ヤレユータンと負けん気ナゲツケサルはいつ解禁されるんでしょうね。
覚醒したナゲツケサルが調子に乗っているガオガエンを滅ぼ……せるかなあ……。
現代の奇病から人々を救う特効薬となり得るか、頑張れナゲツケサル。
ヤレユータンも頑張れ。
それではまた〜。
ルナアーラ【WCSサンシリーズ・使ったよ記事】
【ご挨拶】
こんにちは、むよくです。
またもや3連休の中日(「なかび」と言いたいのですがコレどう見ても「ちゅうにち」ですね)に暇を持て余したので、久し振りの使ったよ記事を書いています。
原種ガラガラ(原種ガラガラ【ダブル・使ったよ記事】 - むよくよくよむ)の次にルナアーラを持ってくることで完全にガラガラが前座扱いになってしまいますが、彼は無償で電気技を吸ってくれるほどいいヤツなので笑って許してくれるでしょう。
まあ結果が出ずに解雇されたガラガラと違ってルナアーラは1450→1700まで上げてくれたので、ガラガラが何を言ったところで負け犬の遠吠えです。
ちなみにテテフワオーガ(テテフワオーガ【WCSサンシリーズ】 - むよくよくよむ)で1700まで上がったはずのレートはソルガレオがしっかりスタートライン以下まで落としてくれました。
猫好きだけど猫アレルギー持ちの人の気持ちが、ちょっぴり分かった気がします。
【採用理由】
「テテフワオーガでそれなりに勝てるなら、追い風要員でもっと相手に圧を掛けられればめちゃくちゃ強いのでは?」からスタート。
- 猫騙しが効かない事
- 霊技の通りが良く、追い風後も腐りにくい事
- ファントムガードにより1発では滅多にダウンしないので残数不利になりづらい事
- 凍える風で“追いS操作”ができる事
などを買って採用しました。
何だかんだあってテテフを採用したので「猫騙し無効」の強みは無くなってしまいましたが、それなりの火力とタフネスを兼ね備えた追い風役です。
眼鏡アタッカー型やトリル始動、ワイドガードなど色々なパターンの想定を相手に強いることができるのも強みですね。
【詳細解説】
ルナアーラ@ナモの実 ファントムガード
臆病 H4 C252 S252
213-×-109-189-127-163
タフネスとのたまった割にはCSぶっぱです。
同速対決や相手テテフの挑発に負けないように最速は必須、特性に関わらず耐久はそこそこあるのでCも振り切りました。
場合によっては威嚇等でサポートします。
その「威嚇等のサポート」があってもイベルタルが目の上のたんこぶなのでしっかり仕事を果たせるようにナモの実を持たせました。
発動機会はかなり多かったですね、追い風やトリルの始動をさせるなら第一候補ではないでしょうか。
モーションでは明らかに木の実を食べてから攻撃を受けているのにはたき落とすは「威力97を半減」で計算されるのでご注意ください。
技はS操作の追い風と凍える風、タイプ一致のシャドーレイとサイコキネシスを採用しました。
S操作完遂後はルナアーラで戦うよりさっさと拘り眼鏡カイオーガを出したいので守るは不採用。
テテフがサイコショックを持っていたのでサイコキネシスにしましたが、一長一短なのでお好みでどうぞ。
S操作もさることながら、ファントムガードを盾にガンガン削っていく動きも強かったですね。
拘り眼鏡型での採用が多いのも頷けます。
ルナアーラを餌にするとガオガエンやイベルタル等の悪タイプがホイホイ釣れるので、そこに強い駒があると構築が纏まると思います。
【感想】
僕はフワライドの方が好みでした。
さすがに追い風遂行能力では一歩も二歩も劣りますからね、コケコの挑発に負けるようではまだまだ。
それとルナアーラというポケモンはよく集中攻撃を誘うので、どちらかと言えば眼鏡を持たせてヘイトを集めている間に隣でS操作をしたり、ジオコンや剣の舞を積んだり、裏からスカーフアタッカーを繰り出したりする方が強いのかなと思いました。
結果的にはその形を偽装した「テテルナオーガ」もそれなりに戦えたわけですが。
かなりカスタマイズ性能の高いポケモンだと思うのでぜひ色んな構築に押し込んでみてください。
意外とカッチリ嵌り合うかもしれません。
僕とソルガレオもそうでありたかった……。
それではまた〜。